箸が転がってもおかしかった。
英語の先生は更年期で汗ばっかかいてるとか、
誰それのお母さんはおベント箱に焼き肉とむいたみかんを汁ごと一緒に入れてるとか、
「王家の紋章」のカプター大ブームとか。
そんなことでほぼ毎日のようにおなかがよじれるくらい笑っていたのだからつくづくしあわせだ。
卒業してからあんな風に笑ったかと言えば、それは決して笑ってない。
じゃあ今楽しくないのかと言えば、それは楽しい。何が言いたいのかな。
大笑いしながらどろりとした自意識のただ中にいたあのころに、戻りたいと思ったことは一度もないけれど、
忘れることは多分できない。記憶をあらたにする、ということは、私にとっては写真を撮るということだった。
新しいメンバーをむかえたニエプスによるスライドショウ
◆上映時間 [1]13:00〜 [2]15:00〜 [3]17:00〜 [4]19:00〜